ショート動画のネタが思いつかない時の探し方|次の1本を選ぶ3つの条件

ショート動画のネタの探し方。ノート、質問、検索、SNSから題材を探す女性 AI動画入門
執筆:|AI動画クリエイター・講師

ショート動画のネタが思いつかないときは、自分の経験・視聴者の質問・検索・SNSで見た表現の4か所から候補を拾ってみてください。次に「誰の疑問に答えるか」「自分なら何を足せるか」「ひと場面で伝わるか」で絞ると、次の1本を決めやすくなります。

ゼロから面白い企画をひねり出そうとすると、手が止まりがちです。私が手がかりにしているのは、日々見つけた題材を自分のAI動画ならどう見せるか、という視点。ここでは、ネタの探し方から、見つけた候補を選ぶところまで、一緒に整理します。

ネタの入口は4つ。まずは「題材の種」を拾う

最初から完成した企画を探さなくて大丈夫です。探すのは、誰かの疑問や、自分が見せ方を思いつける小さな題材。入口を分けると、手が止まったときにも次を見る場所が決まります。

ショート動画のネタを探す4つの入口。自分の経験、視聴者の質問、検索、SNS観察から題材の種を拾う図。
完成した企画ではなく、動画にできそうな「題材の種」を集めます。

自分の経験から探す

自分が最近迷ったこと、説明したら「それ知りたかった」と言われそうなことを思い出します。大きな成功談でなくても、「どこでつまずいたか」「何を比べて決めたか」は題材になります。まずは自分が実際に迷ったことや、比べて決めたことを一つ選びましょう。

視聴者の質問から探す

コメントや会話で出た疑問は、相手が知りたいことを考える入口になります。質問をそのまま画面に載せる前に、個人が分かる情報を除き、「何に迷っているのか」を短い言葉に直してみてください。調べてから答えたい質問には「次に確認すること」を添えておくと、調査を進めて次の題材にできます。

コメントを見返しにくいときは、利用できるアカウントならTikTokのコメントインサイトのように、質問や話題をまとめて確認できる機能も参考になります。

検索から探す

自分の題材に「どうやって」「違い」「失敗」などを足して検索し、どんな疑問が出てくるかを見ます。検索結果で読者がどこに困っているかを確かめ、自分の経験や調査から答えを組み立てます。TikTokのクリエイター検索インサイトも、検索されるテーマやコンテンツの少ない領域を探す機能として案内されています。使える機能は自分の画面で確認してください。

SNSで見た表現から探す

私は海外のSNSもよく見ます。国内で流行している動画を見るときも、「この投稿と同じものを作ろう」ではなく、「この見せ方を、自分の題材のAI動画に置き換えるなら?」と考えます。観察するのは、最初の場面、比較の仕方、画面の切り替えなど。人の作品を丸ごと写すこととは分けています。

広く企画を設計するところから確認したい方は、AI動画の企画の立て方も先にどうぞ。ここからは、拾った候補を次の1本へ変える話です。

見つけた題材を、自分のAI動画に変える

SNSで気になる動画を見つけても、題材や構成をそのまま移すと、自分が伝えたいことが薄くなります。このときは、まず「誰の、どんな疑問に答えたいか」を置き、そのあとで自分の経験や得意な題材と、見せる場面を考えると整理しやすくなります。

順番は、題材を拾う→視聴者の疑問に直す→自分が話せる角度を足す→最初に見せる場面を決める。たとえば「育児の持ち物」という題材なら、「何を持っていく?」という疑問に絞り、自分が説明できる範囲を決め、持ち物を一目で見せる場面を考えます。

私自身は、看護師の仕事や妊婦さん、育児という得意な題材を保ちながら、比較、漫画、3D、実写・魚眼など、表現の仕方を変えて考えています。題材を毎回まったく新しくする必要はなく、同じ領域でも答える疑問や見せ方を変えられます。

コアラの実作品を使った見せ方の例。運動会の年齢比較という題材を、2つの場面を左右に並べる比較表現で見せている図。
実作品の1例。左右に並べて「比較」をひと目で伝えています。

次の1本は、3つの条件で選ぶ

候補がいくつか出たら、流行っている順ではなく、次の3つを確かめます。全部がはっきりした候補を1本選び、曖昧なものは捨てずにメモへ戻せば十分です。

次のショート動画のネタを選ぶ3条件。視聴者の疑問が明確、自分の角度がある、一場面で伝わる。見にくい流行形式は採用せず候補を調整する図。
題材がよくても、見せ方が伝わりにくければ組み合わせを見直します。
  1. 誰の疑問に答えるか。「育児の話」より「外出時の持ち物で何を優先する?」のほうが、1本の答えを作りやすくなります。
  2. 自分の角度があるか。経験、得意領域、比較して気づいた点など、自分が責任を持って説明できる部分を入れます。参考動画の見た目だけを借りて終わらないための確認です。
  3. ひと場面で伝わるか。最初に何を見せれば話が分かるかを想像します。説明を大量に重ねないと伝わらないなら、疑問をさらに小さくするか、見せ方を変えます。

以前、妖怪の題材に流行していた形式を組み合わせたとき、私には見にくく感じられ、組み合わせ方針を変えました。流行の型でも題材との相性が悪ければ、採用しない判断をしていいと思います。

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選ばなかった候補は、次に使える形で残す

思いついた言葉だけを並べると、後日「何を撮るつもりだったっけ?」となりがちです。候補ごとに出どころと疑問、見せたい場面を短く残しておくと、次の判断に使えます。たとえば、こんな3行です。

候補メモの例
出どころ:自分が外出準備で迷ったこと
疑問:子連れの持ち物を何から用意する?
自分の角度・場面:自分が説明できる範囲を確認し、最初に持ち物を並べて見せる

調査したい疑問や、参考動画の権利を確認したい候補には「次に確かめること」も添えます。次回はメモを見て3つの条件を通し、1本に絞れば、またゼロから探し直さずに済みます。

ネタは集めてから、自分の1本へ絞る

ショート動画のネタ探しは、経験・視聴者の質問・検索・SNS観察から小さな題材を拾うところから始まります。候補を見つけたら、視聴者の疑問、自分が足せること、最初に見せる場面を決める。流行の形式が見にくければ使わず、別の見せ方へ戻せば大丈夫です。まずは候補を3つメモし、そのうち1つだけ「誰に、何を、どう見せるか」を一文にしてみてください。

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この記事を書いた人

コアラ

AI動画クリエイター・講師

元助産師・看護師。縦型ショート動画の企画・構成から、AI画像づくり、動画化プロンプトまで一貫して制作しています。

Instagram・TikTokの総フォロワー約8.6万人(2026年9月時点)。AI動画講師としてテレビ番組に出演。


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