ママのインスタ発信、何を投稿する?子どもの顔を出さず続けるテーマの選び方

インスタの発信テーマを考える女性と、3本の企画を作る見出し AI動画入門
執筆:|AI動画クリエイター・講師

ママのインスタ発信は、何を投稿する?

普段の育児経験も、発信の材料になります。自分が経験したこと、届けたい相手、同じテーマで考えられる3本の投稿案。この3つがそろう内容から、発信の軸を1つ選びましょう。

子どもの写真を使わなくても、生活の工夫や気づきを、キャラクター・小物・文字と動きで伝える方法があります。

育児グッズも、家事の工夫も、日々の本音も投稿したい。でも、並べてみると「何を伝えるアカウントなのか」がぼんやりする。そんなときは、ジャンル名を増やす前に、誰の、どの場面に役立つ内容かを決めてみてください。

この記事で作るもの

  • 誰に何を届けるかを表す、テーマの1文
  • 同じテーマから考えた、3本の投稿案
  • 子どもを撮影せずに見せる、1本目の画面案

普通の育児経験を、誰に届けるテーマにする?

「育児全般」から、見る人の具体的な場面を1つ選びます。

「ママ向け」「暮らしのこと」だけでは、投稿に入れる内容を選びにくくなります。同じ母親でも、入園準備をしている人と、園から帰った後の荷物に困っている人では、知りたいことが違うからです。

例えば、園児を育てていて、帰宅後のバッグや上着の置き場所に悩んだ経験があるなら、「園から帰ると荷物が散らかり、翌朝の支度で探し物をする人」を相手にしてみます。

そこへ渡すのは、家族の生活を丸ごと見せることではなく、試した置き方、使い分けた物、やってみて気づいたことです。実際に経験した場面から選べば、説明に必要な内容も絞れます。

日記から、見る人が使える内容へ変える

「今日はバッグが見つからず慌てた」は、その日の記録です。発信テーマにするなら、「帰宅後の荷物をどこに置くか」という、見る人も考えられる問いに変えてみましょう。

経験の切り口 投稿で渡す内容
迷ったこと 置き場所を決めるとき、何を比べたか
使い分けたこと 掛ける収納と、置く収納で扱う物をどう分けたか
気づいたこと 途中で片づけが止まったとき、次に何から戻るか

この段階では、完成したノウハウにまとめようとしなくて大丈夫です。「どんな場面で、何を試したか」を先に書き出してください。実際に使っていない商品の感想や、まだ起きていない変化は足さず、説明できる経験を材料にします。

1本の企画を作る全体の流れは、AI動画の企画を立てるときの考え方でも紹介しています。ここでは、その前提になるアカウントのテーマを決めていきましょう。

候補のテーマを、3つの条件で絞る

候補ごとに、次の3つへ具体的に答えてみてください。「育児グッズ」「生活の工夫」「育児の本音」といった広い名前も、相手の場面を加えると比べやすくなります。

自分の経験、届けたい相手、3本分の題材の3条件で発信テーマを選ぶ図
候補の名前より、3つの条件に答えられるかを確認します。
選ぶ条件 自分に聞くこと
経験がある 自分が試した物、迷った点、変えたことを具体的に説明できる?
相手がいる 誰が、いつ、その内容を見たいのかを1つの場面にできる?
3本に分けられる 同じ相手へ、疑問・比較・気づきなど、異なる3つの問いを出せる?

例えば、帰宅後の荷物整理を自分で試していて、同じ場面にいる母親へ、置き場所・収納の使い分け・中断した日の戻り方を話せるなら、最初に試すテーマにできます。

一方、「便利そうだから紹介したい」だけのグッズは、まず自分が使った物へ絞り直します。「育児中の人全員へ」なら、入園前なのか、帰宅後なのかを選び直します。3本とも同じ答えになるなら、テーマ名を変える前に、問いの違いを考えてみましょう。

候補が2つ残ったら

すでに経験を言葉にできて、家族の撮影や新しい買い物を増やさず、3本の案まで書ける方から試してみてください。最初のテーマは、まず3本を作るための選択です。

テーマは「誰の、どの場面に、何を」で1文にする

選んだ候補を、次の形へ入れます。家族の名前や園名を入れなくても、見る人の場面は具体的にできます。

「[誰]の[どの場面]に、[何を]届ける」

先ほどの例なら、「園児を育て、帰宅後の荷物に困る人へ、自分が試した置き方や使い分けを届ける」です。

この1文をメモの上に置き、3本の案を書くときも見返しましょう。同じ相手に渡す内容かを確認する基準になります。

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同じテーマから、3本の投稿案を作る

テーマと相手を保ち、1本ごとに答える問いを変えます。

2026年9月の企画では、私は看護師の仕事や妊娠・育児という題材を軸に、比較、漫画、3Dなどへ見せ方を変えて考えていました。題材を毎回替えなくても、切り口や表現を変えて企画を展開できます。

ここでは、帰宅後の荷物整理をテーマに、3本を作る例を見てみましょう。自分の経験へ置き換えて、各投稿に入れる内容を決めてください。

帰宅後の荷物整理という一つのテーマを、置き場所の疑問、収納の比較、中断した日の気づきの3本へ分ける図
同じ相手へ、1本ずつ違う問いを届ける企画例です。

1本目は「どこに置く?」という疑問

投稿案:帰宅後のバッグ、床に置く前にどこへ?

  • 見る人の場面:帰宅後に荷物が散らかり、翌朝にバッグを探している
  • 伝える内容:自分が試した置き場所と、それを選んだ理由
  • 見せ方:バッグが床にある場面と、決めた場所に戻す場面

説明するのは置き場所を決めることだけ。持ち物すべての収納紹介まで広げず、1本の中で問いと答えをそろえます。

2本目は「掛ける・置く」の比較

投稿案:バッグは掛ける?かごに置く?

  • 見る人の場面:戻す場所を作りたいが、収納の形で迷っている
  • 伝える内容:自分が使った方法について、手が届く位置や物の出し入れを比べる
  • 見せ方:同じバッグを、フックと棚上のかごへ置く2場面

試した方法に合わせて、比較する項目を選びましょう。使っていない方法まで、実体験として評価する必要はありません。

3本目は「途中で止まった日」の気づき

投稿案:片づけが途中で止まった日、どこから戻る?

  • 見る人の場面:子どもに呼ばれ、帰宅後の片づけを中断した
  • 伝える内容:自分が後から戻るために、先にまとめた物や残した目印
  • 見せ方:作業を止める場面、再開する場所、短い気づきの言葉

これは片づけの正解を教える投稿ではなく、自分が迷った場面と試したことを伝える案です。育児の気づきが中心なら、収納の説明を減らし、そのとき考えたことを言葉にする形へ変えてもよいですね。

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3本の案ができたかを確認

見る人が同じで、1本ずつ違う問いに答え、何を画面に出すかまで書けていれば、最初の3本の企画メモが完成です。

テーマは決まったけれど、次の題材が出てこないときは、ショート動画のネタを見つける方法も使ってみてください。

子どもを撮影せず、1本目をAI動画で見せる

1本目は、家族の写真を素材にせず、架空のキャラクターとバッグなどの小物で場面を組んでみましょう。伝えたいのは「置き場所の変化」なので、実際の子どもの顔や自宅の背景を使う必要はありません。

コアラの子犬キャラクター作品と、家族写真を使わずキャラクター、小物、文字で投稿を作る対応図
子犬は私が制作したキャラクターの作例です。バッグの企画には、こうした架空のキャラクターを使う見せ方もあります。

「迷う場面→変える物→ひと言」を決める

「帰宅後のバッグ、床に置く前にどこへ?」なら、次の3場面に分けられます。

  1. 迷う場面:帰宅したキャラクターが、床のバッグを前に立ち止まる
  2. 変える物:同じバッグを、決めたかごへ置く
  3. ひと言:「戻す場所を、先に決める」と文字でまとめる

先に作る1枚は、キャラクターと床のバッグが分かる画像です。次に動かす内容は、バッグをかごへ置く動作。最後に伝える言葉も決めておくと、画像の飾りや無関係な動きを増やさずに済みます。

2026年8月に部屋の画像を作ったときは、生活用品や荷物を足すように修正を指示しました。場面を作るときも、「育児中の部屋」という大きな言葉だけでなく、画面に必要な物へ分けて考えてみてください。この企画なら、バッグとかごが主役になります。

家族写真と、他人の作品をそのまま使わない

キャラクターは自分で作ったものを使い、実在する子どもや家族に似せるための写真は入力しない形で始めましょう。園名、名札、住所が分かる文字も、画面案へ入れずに作れます。

私は制作中に「参考画像は動きがこんな感じってだけで、絵柄は真似しないで」と指示したことがあります。参考にする投稿を見つけたら、動き、切り替え、見せる順番など、何を参考にするかを選び、自分のテーマと表現へ置き換えてください。

AIで作った場面は、実際に撮影した家庭の映像と誤解されない形で紹介します。Metaは、AI生成・加工コンテンツについて、技術的な情報や投稿者の申告に基づく「AI info」ラベルの方針を説明しています(2026年10月12日時点)。公開時には、MetaのAIコンテンツ表示方針と投稿画面の案内を確認してください。

まずはテーマの1文と、3本の投稿案を作ろう

ママのインスタ発信は、特別な出来事を探すことから始めなくても大丈夫です。自分が経験した場面を、同じところで迷う人に渡す内容へ変えてみましょう。

経験がある、相手が具体的、異なる3本を考えられる。この3条件でテーマを1つ選び、「誰のどの場面に何を届けるか」を1文にします。

その相手へ疑問・比較・気づきの3本を考え、最初の1本で使うキャラクター、小物、動き、言葉まで決められたら、映像を作る準備ができています。

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この記事を書いた人

コアラ

AI動画クリエイター・講師

元助産師・看護師。縦型ショート動画の企画・構成から、AI画像づくり、動画化プロンプトまで一貫して制作しています。

Instagram・TikTokの総フォロワー約8.6万人(2026年9月時点)。AI動画講師としてテレビ番組に出演。


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